どうも、こんにちは。
20周年を迎えたマリノスは、2試合を終えて勝ち点「1」。
結果だけ見れば順調なスタートとは言えません。
マリサポのみなさんは少々悲しい日々を送っているのではないでしょうか。
ぼくもそうでした。
でも、2試合を通して成長を感じることが出来ました。子どものそれと同じように、焦らずに見守っていきたいと思います。
さて、対照的な試合となったレイソル戦とベガルタ戦。
樋口新監督が狙っている「プレス」について注目してみました。
まずはレイソル戦。
前線からのプレスという面では、あまり上手くいかなかった印象です。
相手のボール回しが何枚も上を行ってましたね。
まぁ、最初の試合ですし、相手は昨シーズンの王者ですし、仕方ない仕方ない。
ということで、プレス失敗シーンから。
キーパーのロングキックを田中が収めて、レアンドロに落としたシーン。
この試合、基本的に田中がボールを収める役だったみたいですが、
レアンドロは当然、近くでパスをもらえる位置にいました。
マリノスはCBかSBが田中について、小椋がレアンドロにチャレンジするという思惑でした。
で、チャンスとあらば複数人でレアンドロ(ボール保持者)にアタックするという。
えぇ、樋口さんはキクマリのインタビューで言ってました。
「とりあえず、プレスをかけよう!」と。
「ダメだったらダメで、とにかくプレスをかけてみよう!」と。
柏のキープレーヤーはレアンドロで、マンマークをつけるに値するヤツ。
あらゆる試合でガツガツとマークされてきたヤツ。
それでも活躍し続けてきたヤツ。
簡単にはボールを奪えないわけです。
金井と小椋も軽くいなされてしまい、
結果として、バイタルのスペースを捨て、ロボのマークを栗原へ預け、
そして田中に向かって飛び出して行った中澤…
その中澤もロボへのパスで無力化。
栗原もドリブルでかわされて、1対2に…
我らがパンゾーが一人ぼっちのかわいそうな子に…。
が!
さすがパンゾー!!
すばらしいポジショニングでワグネルのシュートをブロック!!!
ばんざい!!!パンゾーばんざい!!!
もう一つだけ失敗シーンを。
写真の通り、「右MF」の俊輔が「CB」の近藤にプレスをかける……ん?
「ボランチ」の大谷に「ボランチ」のヒョーがプレス…はい…
「左MF」のジョルジに「右SB」のパンゾーがプレス!
はい、ここで問題です。
マリノス側から見て右サイド。
レイソルは”左SBの橋本””左FWの田中”がいるはずです。
では、マリノスは誰が残っているでしょうか?
正解は…
「誰もいねぇ!」が正解でした!!
そりゃそうだ。
最初のシーンで俊輔がCBにプレスをかけてる時点で、
右サイドで数的不利になるのは決定していたのだから…
そして、オグはレアンドロに別れを告げ、橋本にこんにちは。
当然、橋本はフリーになったレアンドロへ。
バイタルエリアがスッカスカの状態で、なおかつフリーで前を向いたレアンドロ。
まぁ、3失点目とほぼ同じシーンですよ。
失点につながらなかったのが奇跡的ですよ。
ということで、
前線からのプレスが上手く行かなかったレイソル戦。
ベガルタ戦で、どのような修正をしてきたのか。
前半5分のシーン。
お互いセットポジションの状態での、ベガルタの攻撃。
「左SB」に軽くプレスに行く「右MF」の俊輔…おぉ。
(小野とオグも連動!!)
田村から関口に縦パスが通る。
このとき、俊輔は全力で取りに行ってないので、次のプレーに移れる。
また、オグは無理して関口にプレスをかけない。
なぜなら…
☆パンゾー☆がいるからね!!!
そして、☆パンゾー☆も全力でボールを取りに行かない。
関口はサポートに来た角田にパス。
でも、そこには小野がいるのでボールを持つことはできない。
で、降りてきた赤嶺にパスが出るんだけども、
栗原が追い込んだことでマリノスのプレスはミッション終了。
後ろを向いたボール保持者に対して、3人で囲めました。
あとは刈り取るだけ!!
もう一つ、高いラインでプレスが成功したシーンがあったんですが、
ちょっと長くなるので割愛します。
(ちなみに、前半21分の場面です)
[まとめ]
さて、2試合を振り返ってみると、
レイソル戦はやはりレアンドロ・ドミンゲスの存在が大きかったのかなと感じます。
常に誰かがヤツを見てないといけないわけですから、
はじめから連動したプレスをするのは難しかったのかもしれまへん。
上のシーンを見ればわかると思いますが、右MFの太田は放置されてますからね。
レアンドロほど危険視してないわけです。はい。
[まとめ part2]
まぁ、改めて分かったことは、
積極的なプレスにはメリットもデメリットもあるということです。(あたりまえ)
高いラインでボールを奪えれば、それだけでビッグチャンスになりますからね。
高いラインでボールを奪えれば、それだけでビッグチャンスになりますからね。
でも、一つボタンを掛け違えてしまうと、
最終的にフリーの選手が出てきてしまって、危険なシーンを作られてしまう。
積極的にプレスを仕掛けるのもいいですが、
自分が行くべきなのか、
周りは連動しているか、
プレスがはまらなかった場合はどうするか、
といった判断や共通理解を深めることが不可欠ですよね。
ベガルタ戦では、ある程度リスク管理もできていましたし、
そういう意味では、今後に期待できると感じてます。
[最後に]
この高いラインからのプレスについて、
「リターンを得るためにはどうしても必要」と俊輔が言っていました。
試行錯誤を重ねながら、少しずつ熟成させていってほしいなぁと思います。
最後のトリコロールで表現された「刈り取り成功」が特に良かったです。
返信削除匿名さんへ
返信削除コメントありがとうございます。
ここだけの話ですが、
このブログは赤と青と白のみで構成されています!
また、どうでもいい話ではありますが、
ぼくはルコックが好きです。
さらに言えば、
よく使う絵文字はフランスの国旗です������������
トリコロールを話題に、トークめいいっぱいしてみました。
匿名だけにね…