どうも、こんにちは。
前エントリーから早2週間。
2分1敗だったマリノスは3分3敗。相変わらず結果を出せていません。
ぼくもぼくで結果を出せていません。
そう、ぼくは「カンペーが救世主になる。絶対。」と断言しました。ええ。
じゃあ、実際どうだったかと言えば、
カンペースタメン→2試合。
結果→2敗。
ぜんぜん勝ってねーー!!!嘘ばっかり!!失点ばっかり!!!
やっぱ中澤と栗原の方がいいもんね!!!!!
そう思ったマリサポの方もいるでしょう。
ぼくもそうでした。
カンペーだめじゃん…。オレの考え浅はかじゃん…。ブログの説得力皆無じゃん…。
それでも、ぼくはあきらめません。
なぜならカンペーは直接的な失点に絡んでいないからです!
そもそも鳥栖戦は本職でないボランチでしたから参考外ですし、
札幌戦もCBが誰であろうと防げなかった2失点でした。
きっとまだ中澤や栗原と争える資格を持っているはず…
そう願ってやみません。
…だって…カンペーのいいところをまた一つ見つけてしまったのだから…
とりあえず、ロングフィードの正確性は相変わらずでした。
入団前から「逆サイドの斜め方向にロングフィードを出せる」という情報がありましたが、
まさにその通りで何本も右サイドの小野やパンゾーにパスを通しまくってました。
一応、画像で紹介。
中盤からカンペーにボールが戻って来ました。
すぐさまカンペーは右サイドのパンゾーに斜め方向のロングフィード!!
見事、ピタリ。
これ簡単に通してますけど、キックの精度は代表の吉田や今野に負けてないですよ。
(吉田の方がドリブルとアイデアは上かもしれないけど…)
で、ちなみにDFラインからのロングパスのメリットは何かと言えば、
中盤を省略して高い位置でボールを持てるってことだけじゃないんですね。
画像にも書き込みましたが、
バイタルエリアに広大なスペースができることが大きなメリットなんです。
ただ、当然ではありますが、単純なロングパスでこんなスペースができるはずもありません。
相手もスペースを消すために守備網を形成しているわけですから。
では、どうしてこんなスペースができているのか。
まず、上の1枚目の画像を見てください。
一目瞭然ですが、マリノスの選手もコンサドーレの選手も左サイドに集まっています。
これは、右サイドでボールを動かしていた後、
DFラインを経由して左サイドにサイドチェンジした場面なんです。
順番に画像で説明しますと…
右サイドを攻略しようとしたマリノス。
詰まったので、DFラインまで戻したマリノス。
左サイドにボールを動かしたマリノス。
コンサドーレの選手を左サイドの引き付けるだけ引きつけたマリノス!!
カンペーへ!!!!!
で、最初のシーンとなるわけです。
マリノスは、わざと右サイドから左サイドに変えて、
「これからこっちのサイドで攻撃を展開するよ~」という雰囲気を醸し出しているわけです。
それゆえコンサドーレの選手たちは左サイドにぞろぞろと寄ってくる。
はい。条件は整いました。
ここでカンペーの高速ロングフィード兼高速サイドチェンジ。
一気にサイドを変えることで、相手の中盤がガラ空きになるわけです。
中盤でパスを回し→どちらかのサイドにマークを引き付ける→バックパス→逆サイドにロングパス。
まぁ常套手段と言えばそれまでですが、できるチームは限られます。
理由は単純で、逆サイドにロングパスを頻繁に通せるCBがほとんどいないからです。はい。
もちろん、栗原だって蹴れますよ。でも、前回言った通り、ミスの確率がかなり高い。
それでは攻撃パターンとして成立できない。これはどの選手も似たりよったりです。中澤もね。
ぼくがカンペー推す理由の一つはここにあります。
安定して難しいロングパスを通せる。しかもボールを受けてすぐに。
こんな選手、めったにいません…
あともう一つだけ、カンペーの凄いところ。
これが新たな発見だったわけですが、このシーン。
マークのついてる兵藤におかまいなしの高速縦パス。
兵藤はオグに落とす。
コンサドーレの選手たちは兵藤に釣られて中央に集まってしまっている…
中央に集まれば、当然空くのが…
サイド!!
マリノスの攻撃陣がペナ内に突進!!コンサドーレの守備陣が急いで帰陣!!
比嘉の前にはスペース!!
ドリブルで駆け上がってクロス!!!!
という大チャンスを迎えたマリノスでしたが、
比嘉はなぜかスピードダウン…もったいない…
まぁ、比嘉のことは置いといて、
カンペーの縦パスから始まったいい攻撃だったんですが、
注目すべきは最初のシーン。
カンペーがパスを出した方の足を見てください。
これ、左足で蹴ってるんです。
そう、カンペーは左足でもグラウンダーの強いパスが出せるんです。
これ、かなりのストロングポイントです。
右サイドバックの場合、利き足が右の方が良く、
左サイドバックの場合、利き足が左の方が良いと言われることと関係しますが、
基本的にディフェンスはサイドに追い詰める守備をします。
すると、左サイドにいる選手は右足で出せるコースが狭まってしまいます。
一方、左足であればラインギリギリからカーブをかけて蹴ることもでき、余裕で打開できます。
ここに、利き足の重要性が関係するわけです。
1枚目を見ると、キリノが原則通り左からプレスをかけてます。
つまり、カンペーの右サイドを切っているわけです。
ここで右足を使って縦パスを蹴ってしまうと、カットされてしまう危険性があります。
でも、カンペーは左足でも強くて正確なパスを出すことができた。
これはプレスを無効化できることを意味します。
通常、CBなんて足元が下手で、利き足でなければ尚更です。
でも、カンペーは違う。
このシーン以外でも、
右を切られてしまった際、普通に左足でバンバンとパスを通してました。
両足から強くて正確なパスを出せる。しかも両足から。
こんな選手、めったにいません…。
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樋口監督、頼むからこないだの鹿島戦のメンバーの左CBにカンペーを入れてください。
CBにカンペー、ボランチに中町がいれば、きっと俊輔も復活できるよ…
まぁ、中澤を外すなんていう大それたコト、できるはずもないだろうけどさ…
ニッパツのバックスタンドで観戦してました。確かにあのカンペーの逆サイドへのロングパスは「おぉっ!!」と思いましたね。
返信削除ますます、カンペーに期待してしまう!
返信削除興味深い分析ですね。読んで手面白いです。
返信削除私も前からカンペーCB,中町ボラでみてみたいと思ってます。。。