2016シーズンも残すところ天皇杯だけになってしまいましたね。
今年のマリノスは例年通り(?)の結果に終わり、
この何とも言えないポジションに慣れつつある自分が怖くもある今日この頃です。
とはいえ、ネガティブなキモチを持ち続けていては、
この冬を越えることなどできません。
ただでさえ、チームが崩壊しそうだっていうのに…
そこで、今シーズンを第1節から振り返ってみることにします!
しかも、できる限りポジティブにね!
チーム・選手の成長に重点を置いて振り返ってみますよ!!
それでは早速、第1節ベガルタ仙台戦です。
開幕戦で0-1という寂しい結果。
特に前半は、開幕戦とは思えない運動量のなさ。
わかるよ!シーズン始まったばかりだからチームができあがっていないのはわかるよ!
でも、もっとできるだろ!!去年からの蓄積は何もないんかい!!
と誰もが思ったことでしょう。
実際、後半に入ってからはプレス強度も高まり、ほぼマリノスペースで試合は進みました。
しかし、ベガルタの堅守もあり、前半の失点が響いて結局は敗戦…。
…まずいまずい。すぐにネガティブになってしまうのはよくありませんね。
ここでいかにポジティブになれるかが大事です!
よって、調子が上がった後半ではなく、あえてグダグダだった前半の中から光ったシーンを選んでみました☆
まずは、なぜに前半のマリノスが良くなかったのかを象徴するシーンから。
ボールを持っているのは三門です。
デイフェンスラインが揃っているベガルタをどう攻略するのか。
画面中央ちょい右で、マナブが空いたスペースを指差しています。
白枠で囲んだ翔さんはどう動くのか?
とにかく、ベガルタのDFラインをいかにグチャグチャにさせるかが攻略のカギだよ!
うん。スペースに降りてきたね。
うん。でもアマジュンも同じスペースに入って完全にかぶってるね。
そして、そこに縦パスはどう考えても入らないよね。
だってラインがきれいに揃っているんだからさ。
そこは、どちらかがスペースに入って、どちらかが裏に走るべきだよね。
…どうなってんの???????
さすが三門です。
ここではリスクを冒さずに下平にパス。
オーケー。焦る必要はないんだ。
ボールはファビオを経由して、ボンバーの元へ。
今度はあえて前線に張り付いていたヒョーが中盤に降りてきた!
すかさずボンバーから縦パスが入る!
でも、画像を見てわかる通り、ベガルタのDFラインはきれいに整っている…
これをぶっ壊さなくてはならない。
そこで動いたのが三門。ポジションを捨ててバイタルへ!!
三門がスペースへ入りこんだことで、ベガルタのDFラインにズレが生じました。
三門に引っ張られたことで、マナブの前にスペースができたのです!
ちなみに翔さんも地味に裏へ抜け出そうとしています。ナイスな囮。
ボールはマナブに渡り、ドリブルを警戒したベガルタはマナブのチェックへ向かいます。
当然、一人では止められないわけですから自然とマークが集まってきます。
その結果、上がってきた下平の前に広大なスペースが生まれました。
結局はマナブのパスがずれてしまって、シュートまでは至りませんでした。
しかし、小さなスペースを確実に突くことによってチャンスを作り出したことは評価すべき。
その起点となった三門の動きには巧をあげたくなりますね!
基本的に前半が良くなかったのは、選手の運動量のなさが原因でした。
攻撃時は、相手DFラインを崩すような動きがほとんど無く、パスの出し所が皆無。
ムリなパスをカットされて守備に奔走するという悪循環。
守っても、プレスが中途半端で好きなようにボールを回される始末…。
後半のように、多少リスクを冒してでも激しくプレスに行くべきでしたね。
個人的には、1-0よりも4-3で勝つ方が好きなもんで、
ゆえに早野時代のスクランブルアタックは非常に魅力的でした(笑)
それでも勝たなくてはいけないのがプロの世界。
何でもかんでもリスクを負えばいいというわけではないのはわかっています。
実際、この試合でもリスク管理の失敗でピンチを迎えてしまいました。
ボールを持つファビオ。
ボールを引き出そうとするアマジュン。
しかし、もらえるスペースが狭ければ、位置も低いということで…
アマジュンへのパスをあきらめ、
今度はより難易度の高い三門へのパスを選択するファビオ。
かなり強めのパスを出しはしたものの、やはりカットされてしまう。
残念ながらすべて結果論にはなってしまいますが、
これは明らかに判断ミスですね。
先程から紹介しているように、
基本的に「前線から降りてきた選手が縦パスを引き出す」というのが定番ではありますが、
ベガルタも当然のごとく警戒するわけで。
特にファビオは両足から鋭い縦パスを出せる選手というのは周知の事実なわけで。
狙われていることを念頭に置いてプレーしてほしいなぁと思います。
で、リスク管理の話はこのファビオに留まらず、
縦パスを引き出そうとした三門にも言えることなんですね。
ベガルタDFはラインをきれいに揃えているので、
ボールを奪取するとすぐさまカウンターに移行できるのです。
具体的にはこんな感じです。
それぞれの選手が割と均等に位置しているので、ボールの出し所が豊富。
さらに今回はボランチの三門が自身のポジションを捨てて前に出ていたため、
広大なスペースをキー坊が一人で見るハメに…。
ご覧の通り、6人の選手が攻撃に絡む見事な速攻。
マリノスは三門を含めて戻りきれない…!
楔のパスが少しずれてしまったため、こちらもシュートまでは至りませんでした。
マリノスとしては救われたシーンでした。
結局、ベガルタは常にDFラインをコンパクトに保ち、マリノスはそのラインを崩せず。
ボールを奪ったベガルタは各選手が効果的なポジションを取っているため、
楽にボールを保持できるし、ショートカウンターもできるし。
一方、ラインを崩すためにはリスクを冒したプレーをしなくてはならず、
たとえそれが上手く行ったとしてもゴールまで結び付けられる力はなく。
失敗すれば一気にピンチになってしまう…
はてさて、マリノスが勝つためには何が必要なのでしょうか。
①相手DFを混乱に陥らせる連動性?
→途中交代からの仲川?
②決定的なチャンスを作り出せるパサー?
→俊輔の復帰?
③少ないチャンスを決めきれるストライカー?
→カイケ…カイケ…カイケ??
第2節以降はこの3つの要素について重点的に見ていきます。
できるだけポジティブにね…
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